表側矯正
歯列矯正でブサイクに?失敗しないための原因と対策を解説
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歯列矯正は、歯並びや噛み合わせを整える治療ですが、多くの人がこの矯正治療に対して美容面での期待をもっています。
しかし、中には理想とは異なる結果に直面し、失敗したと感じる人もいるようです。
この記事では、歯列矯正をして「ブサイクになった」「失敗した」と感じる理由と、それを避けるための対策について解説します。
【この記事の結論】
- 歯列矯正後にブサイクになったと感じても失敗とは限らない
- 歯列矯正は顔を良くする治療ではないことを理解する
- 矯正医に「なりたい自分」を伝えることが大事
歯列矯正で「ブサイクになった」「失敗した」と感じる理由
歯列矯正で「ブサイクになった」「失敗した」と感じるのは、主に患者さん自身がイメージしていた理想と違ったときです。
歯並びが整って、笑顔に自信がつく。見た目が良くなるイメージがありますね。
もちろん、噛み合わせや滑舌などの機能的な改善だけではなく、審美目的で歯列矯正をすることは多いのですが、問題は「見た目が良くなる」という部分。
歯列矯正は歯並びを治すものですが、多くの方が「歯並びが良くなると、顔全体が良くなる」という認識があるようです。
つまり、「顔が良くならなかったから失敗だ!」となってしまうんですね。
歯並びが治った結果、顔がどうなるかという因果関係はありませんし、顔が良くなるという保証もありません。
抜歯矯正によるEラインの変化
歯のガタガタを治すために抜歯が必要な治療をしたとします。
でも抜歯してしまうと口元は下がります。口元が下がるので、鼻と顎は出て見えますよね。
人によってはもともと横顔の「Eライン」、鼻と顎を結んだ線のラインが奥に下がりすぎてしまうケースがあります。
つまり、歯並びはきれいになったけれど、魔女顔になってしまうということが起こり得るんです。
ただ、これは失敗ではありません。
そもそも歯を並べたら、そうなるよねということなんです。
歯列矯正に対する誤解
歯列矯正は、歯並びが治ったことによって結果的に顔がきれいになる人もいるというだけであって、歯並びを治しつつ顔も完璧にきれいにする施術ではありません。
歯並びを治すことによって、「理想的な美人」から離れてしまう可能性もあるため、もともとお顔がきれいな方にとっては、歯並びを変えてしまうことが必ずしも正しい選択だと言えないことがあります。
今現在お口を開けると確かに歯並びが悪くガタガタしている、または少し出っ歯になっている、だけど口を閉じた時にきれいな人というのは、抜歯矯正をすることで顔立ちが変わってしまうことがあるのです。
正常咬合の6つの鍵(The six key to normal occlusion)
矯正医が歯並びを治すときの基準で「正常咬合の6つの鍵」という概念があります。
1972年にアンドリュー博士(Lawrence F. Andrews)によって提唱された概念で、健康的で機能的な咬合を持つ人々の歯の配置に共通する6つの特徴を定義したものです。
1.正しい咬合面の関係
上の前歯が下の前歯よりもわずかに前方に位置し、適切なオーバーバイト(前歯が垂直に重なる度合い)とオーバージェット(上の前歯が前方に突出する度合い)が存在すること。
2.歯列の連続性
歯は継ぎ目なく連続して並び、隙間や重なりがないこと。
3.歯列のアーチの対称性
上下の歯が緩やかなアーチ形をしていて、左右対称であること。
4.歯の軸の傾斜
各歯が適切な角度で咬合面に対して傾斜していて、機能的な咬み合わせをしていること。
5.歯の形状と位置の適合性
各歯の形状が隣接する歯と適切な位置にあること。
6.歯列間の緊密な接触点
歯と歯の間が適切に接触して食べ物の詰まりを防ぐことによって、歯周病のリスクを減らしていること。
美の価値観は人それぞれですので、どうなったら「ブサイク」なのかは結果からしか判断することができません。
歯列矯正後にブサイクになるのを未然に防ぐポイント
一番大切なのは、自分で納得してから治療を始めることですが、そのために1つ1つの段階で慎重に判断して進めるのが良いと思います。
1.矯正医の説明で矛盾や不明点があったら理解できるまで質問する
矯正治療の担当医との問診の際、よく分からないからと任せ放しにするのではなく、徹底的に話し合いをしましょう。
2.症例をたくさん見せてもらう
治療後のなりたい姿をすり合わせるためにも、症例を見ながら治療について説明してもらいましょう。
3.抜歯をせずに矯正して、そのあとに抜歯の必要があるかを検討する
先に抜歯をしてしまうと元に戻せないので、不安がある場合は非抜歯で矯正をスタートさせる方法もあります。
4.歯列矯正だけでは治らない可能性もあることを知っておく
理想の姿が歯列矯正だけで治るものなのか、美容整形も必要なのか知っておくことで、ゴールまでの道筋やスケジュールが明確になります。
歯列矯正でブサイクになったと後悔しないために
芸能人やインフルエンサーのようなきれいな歯並びに憧れて歯列矯正をしたのに、新たなコンプレックスに悩まされる可能性はゼロではありません。
知恵袋などでも歯列矯正に関する質問がたくさん見られるので、多くの方が関心を寄せています。
しかし一番大切なのは、知らない誰かに質問するよりも、矯正を担当する医師に直接質問をしてみることです。
その回答によって、医師の経験値や価値観を知ることもできるでしょう。
アニバーサリーデンタルギンザは、3,000以上の症例によって裏付けられた治療メソッドを提供しています。
歯列矯正に不安がある方は、ぜひ当院のカウンセリングにお越しください。
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この記事を監修した医師
アニバーサリーデンタルギンザ
医療法人社団フェイス会 理事長
柴山 拓郎医師
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